hey, happy holidays!

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1人のクリスマス

1988年、パリで初めてのクリスマスを過ごした。それまで日本のクリスマスと言えば、ボーイフレンドや友達と過ごす習慣があったのだけど、ヨーロッパではクリスマスは家族と過ごすもの。

周りの友達はほとんど自国に帰ったり、家族と過ごすため、結局1人っきりのクリスマスとなった。

街中はお祝いモードで、愛する人たちへのプレゼントを競い合うように全てのウインドウが豪華に飾られた。この時ほど日本の家族を恋しいと思ったことはなかった。

それでも憧れのパリで過ごすクリスマスは、私にとってはまるで荘厳に満ちたものを感じた。日本のお正月が重みを感じる日であるように。年末に何か身が引き締まるような思いでイエスキリストの誕生=始まり=新しい年と続く行事のあるこの時期は、いつも何かし忘れたことがあるのではと落ち着かないのは私だけなのかな。

1988年、携帯もインターネットもない時代、パリの公衆電話から日本の両親へメリークリスマスの電話をした。そうそう、貧乏学生の私にとって当時の国際電話は高すぎたので、公衆電話の電話番号を両親に伝え折り返ししてもらってた💦誰も後に並んでいないことを確認して。今では考えられないことだけどね。

そんなこんなで、パリでのその夜は11時ごろ、同じ貧乏学生で国に帰らない友達ひょっこりと”hey, merry christmas”とやってきて2人でテレビを見ながら過ごしたクリスマスだった。

懐かしすぎて涙が出るくらい😂