友達が20年越しの"カップル”から駒を進めて、ついに結婚式を挙げることになり、彼らの住むスイスに飛んで行った。2人ともイタリア人。
彼らの絆はとても深かったが、いろんな障害もあった。
私の友達の花婿になる彼が親にカミングアウトをしたのは、なんと式の1週間前。ママはもちろん知っていた☺️ヴァージンロードは無事、笑顔のママと一緒に歩いた。
友達も昔から保守的な親に受け入れられるか、見放されるかを長年迷っていた。そして結局、両親の"見て見ぬ振り"に落ち着くことにしたと。"年取った親にこれ以上負担をかける必要はない、もちろん祝福して欲しかったけどね" その言葉にちょっと胸が締め付けられる思いがした。
3ヶ国語で愛の誓いをし、世界中からゲストが集まった結婚式は涙と笑顔と幸福感に溢れていた。
二人は湖と周りの山々を一望できる古いマンションのペントハウスに入り口の違うそれぞれの部屋を持って住んでいる。ほとんどの時間は同じ部屋にいるが、仕事から帰ってくると顔をあわせる前にまず自分だけの部屋で落ち着く。そうする事で仕事場での感情を持ち込まなくてすむと。
30年前、イギリスの学校で初めてあったブロンドの巻き毛が印象的だった彼はまだ19歳だった。その頃は自分のアイデンティティに迷っていた。
今立派な大人になり、髪の毛の量もかなり減ったけれど、イタリア人特有の笑顔と大きなアクションは変わらず、幸せいっぱいの気持ちを込めて強いハグをしてくれた。
本当におめでとう!